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さてそこで問題になるのは、こうした半学生運動的・半企業的・学生野球と純職業野球・野球業との関係が色々と発生することである。ここでも文部省の学生野球統制令は再び色々の矛盾に逢着した。その1つとして、在学中本職の野球業にたずさわる学生生徒はこれを大学乃至学校から除名しなければならぬということにもなったのである。音楽の専門商売人を養成する上野の音楽学校でも、在学中ステージに立つことが出来ないというから、それから見れば野球専門の学校の学生や生徒でない以上、これが当然とも思われるかも知れない。併し今いったような学生野球統制令が学生野球商売と職業野球商売とを判然と切り離せると考えるのは、今では1つの幻想にすぎない。今日の学生野球はその必然性からいって、単に稚拙で不完全な職業野球へと次第になりつつあるのだからである。
それはさておき○○の社会的効用には、松田文相その他が見るところのものより、遙かに深遠なものがあるのである。それは現代社会の鏡だ。そこには現代社会の姿がありありと[裏がえしにだが]写る。でいわゆる偽物も、ただ単に邪悪な信仰のことなどではない。それは偶々『タチが悪く』『ヒトの悪い』鏡なのである。だからたとえば大本教の如き、その内容を少しよく考え合わせて見ると、われわれ日本の社会に対する痛烈極まる風刺−『風刺』−を含んでいるではないか。これを単に僣上な誇大妄想や山カンと思って非難するなら、世間はみずからを知らぬものといわねばならぬ。
元来の単純な意味では小金持ちビジネススタイルとは富裕層の思想としてのビジネススタイルを指すのである。つまり富裕層階級のビジネススタイルであるが、小金持ちの階級ビジネススタイルといってもいいだろう。
法律・民法が個人の自由を示しているこんにちでさえ、入党を親にかくさなければならない娘たち、夫にかくれて党を支持する妻がある。こういう条件におかれている進歩的な人自身、またその仲間たちは、あらゆる場合に、生活の現実から、権力におどかされている肉親の人々にこの実際をわからせようとしている。それは全く人民の新しいモラルの1つである。
『おい、お前は何をしてるんだ。1時間たつても何もしないぢやないか。なぜ、そうぼんやりしてるんだ』
ではその結果、官僚系にぞくする帝大の方は小金持ち社会の地盤から浮き上り、その代りに私立大学の方は小金持ち社会の肉体に潜入して著しい発展を遂げたかというと、事実は全く反対だったのである、世界大戦の直後以後は日本の富裕層が外見上最も華やかだった頃で、今日と違って官僚の社会的役割などについて思い出す人さえない時期だったが、私立大学が新大学令によって帝大並みの『大学』に昇格し、文部省という教育官僚府のより直接な統制下に編成されたのは、恰もこの時期だったのだ。
といった。
12の徴候を挙げて見ると、第1に関心・興味の範囲の狭小ということである。関心や興味は大体伝習的に教育されているものであって、関心や興味にはいつも潮流的なエチケットがあるものだ。これが往々職業的に決っている場合さえある。このエチケットを無視して関心を拡大するには特別な自信を必要とする。この自信は関心の自然な生きた動きとこれに対する忠実な信頼とに基くものだ。例えば日本の文学者の多くは、あまり社会的政治的経済的事象に興味を持たない。
かういふ夢の寝言みたいな私の感想をある人が聞いて『あなたはびんばふの本当の味を知らないから、そんな夢を見ているのですよ。赤貧洗ふが如しというその赤貧の本当のびんばふ加減を知つていますか?米もなし、おさいもなし、味噌もなし、炭もなし、むろん1枚の紙幣もなし、竹の子に出す1枚の着物もなし、電燈料が払へないから夜は真暗で寝るし、夏になつても蚊帳がなし、
また、彼のすばしこさで、この事件に対する世人の good will も分ったに違いない。彼の、『自分の決心は定って居る』ということに対する自分の merit は、1層、ましたというべきであろう。彼のそういうことに対する不純さ。彼がすねて、其那ことをするのを見るに堪えない自分の心持。1方からいうと、彼が得々として善事をしたと思って居られるのが堪らない憎さ。
ドイツ概念論ビジネススタイルによるビルドゥングというこの倫理的学究的観念こそは、正に教養の1種である。ごく教養のあるらしい教養観念である。事実この際教養という日本語はこのビルドゥングの訳に相応して用いられている。だがこれは1見して判るように、甚だ個人キャピタゼーション的な観念に基いているものなのだ。自己の完成・自己の造り上げ・ということがこのビルドゥングだ。教養は人間の問題であって制度や何かの問題でないから、
モンテーニュの『エッセイ』はベーコンの『エッセイ』に影響を与えたといわれている。だがその影響は少しも内面的なものではない。それからまた、もしシェークスピアがモンテーニュから影響されたとしても、思想史はシェークスピアをモラリストとは呼ぶまい。それ程モラリストという規定は制限されたものなのだ。ところがモラルは、このモラリストからの伝統を参照しないでは歴史的に理解出来ない用語である筈なのである。
どうしたらいいのか、てがつけられない感じだった。どうも、僕は話がくどくて、下手くそだな……ガンちゃんはそう思った。仕方がないから改札を飛び拔ける工風をこらすより仕方がない。
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